ゴルフ場の数、兵庫県は2位 日本でゴルフ場が一番多い都道府県は?
兵庫県には多くのゴルフ場があります。一体いくつあるのでしょう?
一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会が2025年4月10日に発表した”「2025年1月度全国ゴルフ場利用者数・ゴルフ場数」について”によると、兵庫県のゴルフ場の数は157ケ所でした。
それによると、日本で最もゴルフ場が多い都道府県は千葉県で159ケ所になっています。
兵庫県の157ケ所は2位です。3位が北海道で143ケ所、4位が栃木県で116ケ所、5位が茨城県で114ケ所です。
全国合計が1,999ケ所なので、上位5道県で実に34.5%を占めていることになります。そう考えると、千葉県、茨城県、栃木県の3県には日本のゴルフ場の実に19.5%のゴルフ場が存在していることになります。全国のゴルフ場の内、約2割がこのエリアに集積しているなんて、すごいですね!
ということで、日本で一番ゴルフ場が多くある都道府県は千葉県ですが、それに次ぐ二位が兵庫県です。そんな関西のゴルフメッカの兵庫県なので、私も兵庫県のゴルフ場にお邪魔する機会が多くあります。
今回はそんな兵庫県でゴルフ帰りに訪れたい名所の話題をお届けいたします。
日本の三古泉で三名泉の有馬温泉
兵庫県には、ゴルフ場以外にも様々な名物名所があり、その代表格として有馬温泉があります。
有馬温泉は、日本の三古泉 「道後温泉(愛媛県)」「有馬温泉(兵庫県)」「白浜温泉(和歌山県)」の一つとして、古くから多くの人たちに親しまれてきた歴史ある温泉街です。
古くは神話の時代にまで遡り、日本書紀や枕草子など様々な文献にも登場するようですね。その歴史を証明するように、平安時代には在原業平や小野小町、室町時代には足利義満、安土桃山時代には前田利家や石田三成、江戸時代には近松門左衛門伊能忠敬などが訪れています。なかでも、豊臣秀吉は有馬温泉をこよなく愛し、度重なる天災によって被害を受けた建物や温泉施設の復興に尽力したと言われています。
また、日本の三名泉「有馬温泉(兵庫県)」「草津温泉(群馬県)」「下呂温泉(岐阜県)」の一つにも掲げられており、日本最古の温泉の一つであると同時に、日本三名泉の一つとしても有名です。
ゴルフの度に、有馬温泉の近所まで来ているのに、なぜか今まで有馬温泉に寄ってから帰るという発想になりませんでした。まあ、ゴルフ場のお風呂で汗を流して帰りますし当然と言えば当然かもしれませんが、先日ダンロップゴルフコースでラウンドした際に「ここからだと有馬温泉がかなり近いよね」という同伴者との会話で「せっかくだし寄ってみようかな」と考えるようになりました。
そこで調べていくと、有馬温泉は「褐色のお湯」という印象が強かったのですが、万病に効くといわれる「褐色のお湯」だけでなく、美肌効果が期待できるといわれる「無色透明の湯」もあり、2種類のお湯が楽しめるのが特徴のようです。褐色の湯は「金泉」、無色透明の湯「銀泉」と呼ばれます。
そして、有馬温泉は浅い場所(300mまで)から採湯しており、最大の魅力はその泉質にあります。有馬温泉には、環境省の指針により療養泉として指定している9つの主成分(単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉)のうち、硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉とされています。
外湯 金の湯
外湯をしているところは多くないようで、どこに行こうかと色々と考えた結果、やはり褐色のお湯に浸かりたいと考え、「金泉」が楽しめる外湯の施設である「金の湯」に決めました。
金の湯は、有馬温泉のバスターミナルから少し路地を入ったところにあります。車では行けないので、近くのコインパーキングに車を止めて歩いていきます。有馬温泉は国内はもちろんインバウンドで海外の観光客も多いので、空いているコインパーキングを探すのも一苦労ですが、たまたま近いコインパーキングに1台空きがありましたので、そこに駐車することができました。
ラッキー♪
金の湯に到着したとき、玄関には10分待ちの案内が出ていました。
入り口を入り、下足箱に靴を入れて、券売機でチケットを購入する仕組みです。金泉と銀泉のセット入浴券、バスタオルとのセット入力券などいくつか種類があり、私はフェイスタオルと入浴券のセットチケットを購入しました。ちなみに入浴料のみで土日祝800円です。
建物はそれほど大きくなく、こじんまりした感じです。1階が受付(番台)、2階が浴室になっています。着替えのロッカーの数が入浴人数の上限になっており、ロッカーが空くまでは、1階の受付で並んで待ちます。前に観光客と思しき日本人・外国人が8名くらい並んでいました。
それなりに回転しますので、実際に10分程度待つと私の順番が回ってきました。

ロッカーのカギを受け取って、2階に上がると、2階の通路に「金の湯」に入力した有名人の一覧が掲示されています。さすがに日本三大古泉ですね!偉人や著名人の名前がずらりです!!
思わず感嘆してしまいました^^
さあ体と頭を洗っていざ入浴すると、結構しっかり目の温度のお湯でした。そして、まさにお湯が赤茶色の褐色です!浴槽の底は全く見えません。
「そう、これこれ!有馬温泉といえばこれだよね!」と一人で盛り上がりながら、まずは肩まで浸かります。
肩まで浸かっていると、あっという間に温まってくるので、今度は肩を出してお湯を楽しみます。
お湯がしっかりした温度であること、また事前の調べで、有馬温泉の金泉は塩分濃度が高く効能が強い温泉であるため、湯あたりを起こしやすいと書いてあったので浸かりすぎは禁物と考え、ゴルフ終わりだしのぼせる前にということでホドホドで切り上げました。おそらく時間にして10分くらいではないでしょうか。
それでも体の芯から温まり癒されました!ぽかぽかです~
やはり温泉は、ゴルフ場のお風呂より疲れが取れる気がするなぁ^^(気のせいか?!)


この「金の湯」は、そう大きくない施設ですが、日帰りで有馬温泉の金の湯を堪能できます。宿泊せずにお風呂をいただけるのはとても有難いです。
今回、金の湯で有馬温泉という古泉・名湯を身近に感じることができました。
ゴルフの帰りに有馬温泉に浸かり、疲れを癒してから帰るという”兵庫県満喫コース”もアリだなぁとしみじみ感じましたので、次は「銀の湯」か別の外湯を試してみたいと思わせる体験でした。
機会があれば試してみられてはいかがでしょうか^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
