先日、PING(ピン)のオフィシャルショップ「PING大阪」で、パターフィッティングを受けてきました。
しかもこのフィッティング、完全無料。
正直なところ、「無料だし、軽く試打して終わりかな?」くらいの気持ちで行ったのですが……。
結果は良い意味で期待を裏切られました。
自分のパッティングの癖がデータで可視化され、なぜ今までミスが出ていたのかがはっきり分かった、非常に納得感のある体験でした。
PING大阪で無料パターフィッティングを受けてきた

今回訪れたのは、PINGの直営店「PING大阪」。
店内にはパター専用のフィッティングスペース「PUTTING LAB」が用意されています。
このフィッティングでは、
- パターの試打
- 専用計測器によるデータ測定
- フィッターによる丁寧な説明
これらをすべて無料で受けることができます。
まずはシャフト長チェック|ここが一番重要
フィッティングで最初に行うのは、シャフトの長さチェックです。
フィッターさんから、ここが一番大事、とハッキリ言われたのが印象的でした。
先入観を持たないよう、長さを伝えらず2種類の長さのパターを渡され、まずは3球づつ打ってみます。
構えたときの前傾角や目線の位置を確認しながら、自分にとって自然に構えられ打ちやすい長さを確認していきます。
3m×3球で分かるパッティングデータ

長さが決まったら、計測に入ります。
まずフィッターさんが選んだパターのシャフトに、専用の計測器(スマホ)を装着。
約3m先のターゲットに向かって、3球パッティングするだけで、さまざまなデータが一瞬で表示されます。
計測される主な項目
- Closing Angle(フェースの開閉量)
- Inpact Angle(インパクト時のフェースの向き)
- Tenpo(スイングのテンポ)
- Lie Angle(インパクト時のライ角)
- Shaft Lean(インパクト角)
「え、これだけで分かるの?」
というくらい、あっさり計測が完了します。

私のストロークタイプは「ストレート」だった

私自身のパッティングイメージは、真っすぐ引いて、真っすぐ当てたいタイプ。
ただ実際のミスの傾向としては、
- 右に押し出してしまう
- 距離が合わず、ショートすることが多い
という悩みがありました。
PINGのパタースイング区分とは
PINGでは、パターストロークを次の3タイプに分類しています。
- ストレート
- セミアーク
- アーク
私の計測結果は、Closing Angle:2.9°。
診断は フェースの開閉が少ない「ストレート」 でした。
私のイメージ通り、真っすぐ引いて真っすぐ打てていることが分かり、ホッと一安心です。
今使っていたパターとの決定的な違い
フィッターさんの説明によると、ストレートタイプに合うのは、パターを横に持ったときにフェースが真上を向く(フェースバランス)モデル。
フィッティング後に、現在使用しているパターのバランスを自宅で確認したところ、トゥ側がやや斜め下を向いていました。
これはPINGの区分では 「セミアーク」 に該当します。
つまり、
- 自分のストローク:ストレート
- 使っていたパター:セミアーク向け
スイングタイプとクラブが合っていなかったことが分かり、右に押し出すミスが多かった理由が、これで完全に腑に落ちました。
ライ角72°とハンドファーストが生んでいたミス
今回のフィッティングで、もう一つ明確になったのがライ角です。
私の計測結果は、ライ角:72°。
これはシャフトが垂直に近く、トゥ側が少し浮く「アップライト」な状態を示しています。
私は、パターを打つときは、できるだけボールの近くに立ちたいのですが、そのためにライ角がアップライトになっていたのです。
計測結果を元に、ライ角が72°や74°のパターを実際に打って試すことができます。
まさにこれがフィッティングの強みですよね。
さすがにライ角74°だと体に近すぎる印象を受けましたが、ライ角72°のパターで打つと構えやすいですし、ターゲットとの距離感も合いやすいように感じました。
フォワードプレスが逆効果に?
さらに驚いたのが Shaft Lean(インパクト角)です。
私は打つときにフォワードプレスを入れているのですが、なんとインパクト時の数値はShaft Lean:-4.6!
パターにもかかわらず、かなり強いハンドファーストなインパクトになっていました。
その結果、
- ロフトが立ちすぎる
- 初速が出にくい
- 距離が合わずショートしやすい
という状態になっていたのです。
私の打ち方だと、パターのヘッド上部にあたりやすく、地面に押し当てる感じでインパクトしているのか・・・、だからグリーンの状態の影響も受けやすいですしショートしやすかったんだなと、少しショックを受けながらも納得です。
そこで提案されたのが、ロフトを寝かせて調整するという方法でした。
「パターのロフトも寝かせて調整できるのか!」と驚きました。
これならフォワードプレスを入れても、適正な角度でインパクトできそうです!
フィーリングと音も含めて一本に絞り込む

PINGのフィッティングは、データだけで決めるわけではありません。
- インサート入りか削り出しか
- 打感
- 音の違い
これらも実際に打ち比べて、自分の感覚に最もフィットする一本を探していきます。
音が結構大事で、しっかりとインパクトの音がする方が好みの人もいれば、あまり音がするとしっかり打てなくなる人もいるらしく、人により感覚が異なるという説明をいただきました。
こんな観点でパターを打ち比べたことがなかったので新鮮でした。
何度か試した結果、どうやら私は、音がして、しっかりと打っている打感を感じられる方が好みのようです。
自分のことではありますが、初めて知りました。
フィッティング結果|PLD MILLED DS72という答え


すべてのデータとフィーリングを踏まえ、私に最も合うと診断されたモデルは、
PING PLD MILLED DS72
最終的なスペックは以下の通りです。
- シャフト長:34インチ
- ロフト角:5度(調整)
- ライ角:72°(調整)
なぜこのスペックになるのかを、フィッティングの過程で一つひとつ丁寧に説明してもらえたので、納得感が非常に高かったです。
PING直営店は在庫を持たない|カスタムへのこだわり
PINGの直営店では、完成品の在庫を基本的に持たず、すべてカスタムオーダーという形を取っています。
これだけ細かく調整する前提なら、在庫対応ができないのは当然だと感じました。
カスタムオーダーというと時間がかかる印象がありますが、PINGでは 発注から約3日程度で完成するとのこと。
このスピード感には正直驚きました。
また、有料にはなりますが、購入後もライ角やロフトの調整が可能とのこと。
高価な買い物だからこそ、このアフター対応は大きな安心材料です。
まとめ|パターに悩んでいる人ほど受ける価値がある
今回のPINGパターフィッティングを通して感じたのは、
- ミスの原因が感覚ではなくデータで分かる
- 「合う・合わない」がはっきりする
- 押し売りが一切ない
という点でした。
「真っすぐ打っているつもりなのに入らない」
「距離感が合わない」
「どんなヘッド、シャフトが合うか知りたい」
そんな悩みを持っている方ほど、一度は受けてみる価値があると思います。
無料とは思えない、非常に濃いフィッティング体験でした。
感覚ではなくデータを重視する方には、特にお勧めします!
ボールやシューズなど、他のギアに関する記事もご覧ください👇
- QPINGのパターフィッティングは本当に無料ですか?
- A
はい、PING直営店(PING大阪など)で受けられるパターフィッティングは無料です。
専用計測器を使ったデータ測定や、複数モデルの試打、フィッターによる説明まで含まれています。
無理な購入の勧誘もありませんでした。
- QPINGのパターフィッティングでは何が分かりますか?
- A
以下のような項目がデータで明確になります。
- ストロークタイプ(ストレート/セミアーク/アーク)
- フェースの開閉量
- テンポ
- インパクト時のライ角
- インパクト角
感覚では分からなかったミスの原因(現在使用のパターとの相性)が、数値で理解できるのが大きな特徴です。
- Qパターフィッティングは初心者でも受けられますか?
- A
はい、初心者でも問題なく受けられます。
難しい専門用語も、フィッターの方が分かりやすく説明してくれます。
「今のパターが合っているか知りたい」という目的でも十分価値があります。
- QPINGのストレート・セミアーク・アークの違いは何ですか?
- A
PINGでは、パターのストロークを以下の3タイプに分類しています。
- ストレート:フェース開閉が少なく、直線的なストローク
- セミアーク:やや弧を描くストローク
- アーク:大きな弧を描くストローク
自分のタイプに合わないパターを使うと、方向性のミスが出やすくなります。
- QPING直営店でパターはその場で買えますか?
- A
PING直営店では、完成品の在庫販売は基本的に行っていません。
フィッティング結果をもとに、すべてカスタムオーダーになります。その分、自分のストロークに最適な一本を作ることができます。
- Qカスタムオーダーだと納期はどれくらいかかりますか?
- A
私の場合、
発注から約3日程度で完成すると説明を受けました。カスタムオーダー=時間がかかる、という印象がありましたが、
想像以上にスピーディーでした。
- Q購入後にライ角やロフトの調整はできますか?
- A
はい、有料にはなりますが、購入後もライ角やロフトの調整が可能とのことです。
スイングの変化や違和感が出た場合でも、後から微調整できる点は安心感があります。
- Qパターフィッティングを受ける前に準備しておくことはありますか?
- A
特別な準備は不要ですが、
- 普段使っているパターを持参するか、写真を撮影しておく。
- 普段手袋をつけてパターを打つ方は、日頃使っている手袋を持参する
- よく出るミス(右に外す、ショートするなど)を整理しておく
- 革底のビジネスシューズだと少し滑るかもしれませんが、ゴム底のビジネスシューズなら大丈夫です。気になる方は、ゴルフシューズを持参しても良いかもしれません。
これらを意識しておくと、よりよいフィッティングが受けられます。


